DropBoxを使って、複数OS間でvimの環境を共有する方法
- これは何?
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Linuxを主環境として、複数OS間でvimの設定を共有する為のメモです
- 環境詳細
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現在以下の環境で動作を確認しています
-Ubuntu 8.x
-Windows XP SP2
-Mac OS X Snow Leopard
そのうちMAC OS Xも対応したいです
- DropBox
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まずは、DropBoxに以下のファイル、ディレクトリを用意します
~/DropBox/dotfile/.vimrc ~/DropBox/dotfile/.vim/
- .vimrcの設定
.vimの中身を複数マシンで共有するため、共有されたら困るものをローカルに出します
具体的にはこの辺の設定を変更します
"swapファイルをまとめて置く場所(DropBox対策) set swapfile set directory=~/.vimswap "backupファイルをまとめて置く場所(DropBox対策) set backup set backupdir=~/.vimbackup
さらに、windowsのCUIだと sjis で .vimrc を読むため、全角スペースの強調など全角文字を参照する所に専用の設定を追記します
highlight zenkakuda cterm=underline ctermfg=black guibg=black if has('win32') && !has('gui_running') " win32のコンソールvimはsjisで設定ファイルを読むので、 " sjisの全角スペースの文字コードを指定してやる match zenkakuda /\%u8140/ else match zenkakuda / / "←全角スペース endif
加えて、windowsでは、.vimの代わりに、vimfilesを参照するので、これも動的に参照先が変わるように指定します
(runtimePathをいじってもいいのですが、どうにも上手く動作しないので、こっちの方法にしました)
"--------------------------------------------------------------------------- " OS毎に.vimの読み込み先を変える{{{ "--------------------------------------------------------------------------- if has('win32') :let $VIMFILE_DIR = 'vimfiles' else :let $VIMFILE_DIR = '.vim' endif " 〜 こっから先、~/.vimを参照する場合、代わりに、~/.$VIMFILE_DIR と書くこと! "}}}
- Linux
次に、Linux側で現在使用している.vimrcと、.vimをDropBox側にmvします
んで、以下のコマンドで.vimrcと.vimが$HOMEにあるようにシンボリックリンクを張ります
ln -s ~/DropBox/dotfile/.vimrc ~/.vimrc ln -s ~/DropBox/dotfile/.vim ~/.vim
これで、.vim, .vimrc が更新されると、DropBoxのファイルがアップデートされるようになります
複数台Linuxで環境を共有したい場合は、これだけでOKです
- Mac
Linuxとおんなじln -s ~/DropBox/dotfile/.vimrc ~/.vimrc ln -s ~/DropBox/dotfile/.vim ~/.vim
- windows
環境変数 $HOME に、.各種設定ファイルを置くディレクトリを指定します
(C:\Documents and Settings\kasei_san\とか)
この時、pathの中に日本語が含まれてると、上手く動作しないので気をつけてください!
windowsでも同様に、DorpBoxの.vim .vimrc に シンボリックリンクを張ればOKですが、
(正確には、ディレクトリの場合はジャンクション)
windowsXPでは標準の機能でシンボリックリンクが存在しない為、以下のツールを使用します
Link Shell Extension
んで、シンボリックリンクを張った後、リンク先の .vim を vimfiles にrenameして完了!
- 参考リンク
-DropBoxを使って、まっさらな環境から5分で継続的で快適な環境を作る方法 - a2c.get.diary
-Active Non-Action 2.0: Dropboxとシンボリックリンク(Windows XP)