RSSマーケティングガイドを読んだ
RSSマーケティング・ガイド 動き始めたWeb2.0ビジネス
- 作者: 塚田耕司,滝日伴則,田中弦,楳田隆,片岡俊行,渡辺聡
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2006/02/02
- メディア: 大型本
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これは何?
RSSマーケティングガイドという本を読んだので、その概要や、自分が疑問に思った事をQ&A形式でピックアップした記事です。
かせいさんの興味を主体に書いているので、本に書かれているけどはしょった内容もあるので(RSS広告とか)、あんまり鵜呑みにしないで、各自本も買って読んでください。
注意点
2006年2月販売の本なので、現在の状況と差異があるはずです。
(igoogleの台頭とか、ガジェットの将来性とか)
各自現在の状況を理解した上で読むのが吉と思います。
(本当、ドッグイヤーよね…)
Q2:RSSってまだマイナーな気がするから、企業がRSSで広報活動をする利点って薄くない?
んなこたーない
まず現在RSSを読んでくれるような人は、リテラシーが高く、自ら情報を発信してくれる人が多いので、IT系企業が、プレスリリースを打ったりする分には利点がある
IBMとか、マイクロソフトとか
また、バズマーケティングの火付け役はリテラシーが高い人が多いので、そういう人にリーチさせるために、RSSを出している所もある
→blogとrssとSBMで口コミは加速度的に広まる
他にも、複数の自社サイトに最新情報を乗せる為に、RSSを利用している事例もある
RSSを読み込む仕組みを用意しておけば、いちいち各サイトを更新しなくても良いと言う利点がある
Q3:ってことは、やっぱり一般の人向けにRSSを出すのは利点が薄いのね…
ある程度はYES
ただしigoogle等で、RSSと言うことをユーザーに意識させないまま、RSSの情報を出すサービスが、出つつある
将来的には今よりも、もっと読み手にスキルを求めないRSSリーダーが出ると(本の中の人は)考えている
また、企業が配布する壁紙の中に、自社の最新情報を出すRSSリーダーをくっつけた事例もある
Q4:んじゃあ、今はまだプッシュ型の情報配信では、メールの方が利がある?
ユーザー数ではYES
ただし、RSSでは
- メールサーバが不要→低コスト
- 不特定多数に情報を送れない→良くも悪くも
- 登録、解約が容易→ユーザーが登録する敷居が低い
- メールアドレスを知らせる必要がない
と言う違いがある
Q5:RSSだけだと、読まれるだけで自社サイトにはアクセスしてもらえなく無い?
アクセスの可否はあるけど、情報を伝えるのが目的ならば、手段が増えるに越したことはないはず
ユーザーがwebページをいちいち見に行くより確実に情報伝達の頻度は上がる
但し、広告収入等のため、情報を伝達するだけではなく、自サイトへのアクセスが必要なサイトの場合、個別の記事からいかに、別の記事を見て貰うか等の工夫が必要
注目度ランキングを各ページに張るとか
Q6:携帯での事情は?
各キャリアとも、RSS風の情報配信サービスを始めているが、自由な形ではないため、普及はいまいち
また、アプリやブラウザ型の携帯向けRSSリーダーも色々出ている
携帯の特性であるニッチタイムの利用という観点から見れば、情報を集約してみれるRSSには需要はあるはず
後はライトユーザーにリーチできるRSSリーダーに期待
Q8:まとめを!
まだまだマイナーな感じは否め無いけど、発信側、受信側ともに需要はあり、煩雑さを感じさせないRSSリーダー的なものが広まれば爆発的に普及するはず